いよいよ今年も残すところ、後わずか・・・。22日(日)に不動塾としては、はじめての小太刀護身道(スポチャン)錬成大会が行われた。22日は今年最後の稽古日でもあるのだが、以前から計画していた不動塾内での競技会を締めくくりにもってきました。日頃培ってきた技を塾生間で確かめ合い、さらなる体技心の向上を目的とすることがテーマであります。スポチャンの原点、小太刀護身道にいまいちど立ち返る錬成会。護身術としての器物操作、勝つための競技スポーツでなく負けないための武術と捉え進む方向を定めている不動塾の理念。そのスタートとしての第1歩が、この錬成会である。うちうちの大会ですが日頃親交の深い方たちにも声をかけ、約23名ほどになりました。普段あまり稽古しない得物(棒・杖・槍・短刀など)もこの機会にと、時間の許す限り行ってみました。終始和やかな中試合は進み、初戦から熱戦が続きとても有意義な会となりました。錬成会は審判の目を培うことも含み、子どももすべて入る全員審判制でこころみました。これは挙手制度の問題点なども考慮し、審判のあり方そして難しさなど責任の重さを知ってもらう機会にしたもの。これはとても公平なやり方と、みなには好評でした。各部門の競技者どうしのグラチャン戦は、時間が足りず残念ながら出来ませんでしたが、次回は必ずやりたいと思います。各部門のそれぞれの得物を使った、異種格闘の競技も原点の戦い方でとても緊張感のあるいいものです。それこそが護身術の醍醐味。わたしが護身道をはじめた頃の競技制度ですが、いまだにあの緊張感と楽しさは忘れることが出来ません。それぞれの得物の競技者たちによるギリギリの攻防は、競技者も観るものも一体となる瞬間が生まれます。その緊張感こそが、護身(心)へと繋がるのだと考えているわたし。参加した門下生、そして交流のある先生方お疲れさまでした。はじめての錬成会としては、まずまずの成果を感じております。もちろん反省点もあり、次回の錬成会ではさらに、納得の行く良い大会にと考えております。今後とも協力のほど、よろしくお願い致します。
不動塾塾長・植草庄治
●試合結果(各種目上位者ポイント加算制)
年少部優勝/植草そら(江東支部)
女子部優勝/佐藤志穂(夢道館)
一般部優勝/小林直道(足立支部)