楽しそうに剣をふるうみなさん。
GW前の4月28日(火)。兼ねてより依頼を受けていた「障害者のためのスポチャン教室」を開くため葛飾区堀切にある、地域福祉・障害者センター“ウェルピアかつしか”を訪れた。今回の依頼は、むかし大変お世話になった友人Sさんからのお話。Sさんとは30年来のおつき合い。バリバリの体育会系男子のSさんだが、10年ほど前に事故で下半身が不自由になり、いまは車いすの生活を送っています。とても明るいキャラで冗談が大好き。障害者とは思えないほど、元気である。だが、むかしと変わらないほど元気になるには想像を越えた苦労があったことだろう。そんなSさんからのお話ならばと、やって来ました。
あいにく担当の方が、急用でこれなくなりどうなることかと思いきや、さすがバイタリティのかたまりSさん先手をきってチャンバラをはじめてくれました。デモということでとくに事前の告知はしなかったようですが、会場から聞こえる“メ〜ン!コテ〜ッ!!”の声に、ひとりまたひとりとひとが集まりはじめました。みな興味津々な表情で、車いすに乗りながら小太刀を振るうSさんたちの楽しそうな姿をじっと見つめておりました。1時間ばかりの練習でしたが、参加者のみなさんは額に汗をいっぱい浮かべ、笑顔で口々に“楽しい”と言ってくださいました。なにか原点に帰ったような、清々しい気持をわたし自身思い出すことができました。これを期に年間を通しての取り組みを構築するとのこと。正直今回のこころみで、いろいろ考えなくてはいけない課題も多く感じました。わたし自身勉強をしながら、出来るかぎりお役に立てるよう頑張っていこうと思います。