日本文芸社刊の実用BESTBOOKシリ−ズ（スポーツ編）の最新刊が、今月出版される。タイトルは「体脂肪をしっかり落とす筋力トレ−ニング」少々長めではあるが、まさに旬のテ−マ。本書はマシンなどを使い鍛える筋トレではなく、家ででき、健康な体を作るためにおこなうトレ−ニングの提案をしている。多くの病気の原因になる話題のメタボリックシンドロ−ム。それを防ぐために必要な基礎代謝を増進させエネルギ−が燃焼しやすい体づくりを紹介している。体をいたわりながら筋肉をつけるといったところである。写真を多く使い、とても解りやすく説明をした筋トレのノウハウ本である。装幀デザインでは、メインの写真とタイトルがなかなか決まらず多くのラフ提案をした。デザイン以前の問題ではあるが、本づくりは本当にむずかしい。消費者の手に届くまでには、さなざまな戦略が検討され、制作と営業が連係し本を作っている。やはり最も重要なのは、振れのないコンセプト決定だと言えるのではないだろうか。

日本文芸社刊の実用BESTBOOKシリ−ズ（スポーツ編）の最新刊がまた出版された。このシリ−ズも発行以来3年目に入り今回の作品で２８冊になった。長く続いている。今回はスポ−ツシリ−ズ野球編、「三振を取る変化球」である。「ストレッチ」の本から従来のフォーマットを意識しないレイアウト構成がはじまり、斜にカットされた前フォーマットが一応終ることになる。ただ背のデザインはそのまま継続されるので、書棚に入れば今までどうり。これからは写真トリミングの苦労が軽減されることになる。デザインは制約がなくなったがその分、これからは本の内容に合わせ特徴を表現していかなくてはならない。あらたな課題も生まれてきた。楽しみでもあるが、デザインの決定に時間もかかるだろう。今回もかなり時間を費やした。DVD付きの本書は、ボ−ルの握りからフォ−ムなど、細かい解説を超スロ−動画で解説している。その特徴を分解写真風に表現してみました。どうでしょうか？メインビジュアルを著者、ギャオス内藤（内藤尚行）さんの投球フォ−ムでバランスよく並べ構成。良く見るとV（Victory)の字になっているのが隠し味。タイトル文字も一新の本作である。野球が大好きな人にお薦めの一冊、ぜひお手にとって確かめてください。