08/4/1
4月に発売される中村みつをさんの著書がようやく完成した。
中村さんからじきじきに頼まれた仕事は、みつをファンのわたしにはいろんな意味でやりがいがある。この本はあるコミック雑誌に掲載を続けていた短編漫画に、エッセイなどを加筆しまとめたものである。いつもながらのほのぼのした、文章とやさしい絵がこころにしみ、ひとときの安らぎをくれる。ある山小屋でおこる、おじさんと森の仲間たちのお話である。装幀は、本来は内容をイメ−ジ化するものだが、今回はプラス「みつをの世界」をどう表現するかがポイント。デザインはもとより一番のこだわりにぜったい必要になったのは、紙の選択である。
手触りのいいやさしい質感と自然な色合いはきっと、みなさん満足していただけるのでは・・・。「森のくらし」リヨン社刊は、まもなく店頭にお目見えいたします。この本を読むと、きっと自然に山に行きたくなるとおもいます。●カバ−使用紙/リベロ(アイボリ−)
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