フレ−ベル館から発行されている保育雑誌「Nocco」。その雑誌の編集デザインを担当しはや３年目を迎えた。EDDYではこの本の半分、「指導計画」を編集デザインしている。編集コンセプトは保育の知識や技術の情報を網羅し、たくさんのアイデアをストックし、それらを応用・工夫の材料としてもらうものである。全国の保育園、幼稚園を取材し、まとめられたその実例を紹介していく。保育関係の方に参考にしてもらう目的の、いわば情報と実例集の本である。我が社担当のペ−ジは、各園の実例集を分かりやすく丁寧に紹介し、毎月のスケジュ−ルをまとめた表組から、イラストや写真をふんだんに使っての遊びの実例と、内容は実にもりだくさん。年度ごとのフォ−マットづくりからスタ−トし、毎月アップしてくるデ−タを読者に分かりやすく、そして読みやすくがテ−マの仕事である。派手さはないが、読者の実務に直接資料や例題になる、大切な役割を担っている。デザインの基本である読みやすさ、ここはとても気をつかいデザインしている。「Nocco」の前は「保育専科」というネ−ミングで、長い間出版されていた本。時代の流れをくみとり、「Nocco」とタイトルを変え、若い保育士をタ−ゲットに親しみやすく読みやすくと大幅にリニュ−アルをしたものである。※Noccoとは「あの子もこの子もみんな一緒に」という意味を表しています。