日本で最初にできた幼稚園“お茶の水女子大学附属幼稚園”の創立130周年記念史「時の標」。
歴史と伝統ある幼稚園の、貴重な記念史制作にあたり、まず執筆者の先生方に驚かされる。どの先生も幼児教育界の重鎮と言われる方々。その貴重な本の制作に関れるだけでも、名誉である。中のデザインはシンプルさにとことんこだわり、文章と写真の間を大切にデザインした。
また、カバ−も歴史と伝統を上品に表現するをコンセプトに、和の世界を追求。和紙を背景に園舎屋上の立ち上がりの飾り(うさぎとかめ)の紋様を表紙に使った。幼稚園はこの飾りだけでなく、園舎の中はもちろん園堤など、まさに歴史の貴重な宝箱。素晴らしいのひとこと、この幼稚園そのものすべてが「時の標」であることを感じてやまない。