年に一度の指導者研修会が、今年も茨城の鹿島ハイツにて行われました。前日の予想は雨でしたが、良い天気にめぐまれ当日を向えることに・・・。この時しかお会い出来ない先生方も多く、日頃から研修会に顔のだせないわたしには、とても大切で意義のある時間。今年度のテーマは“指導者の心得”、そしてサブテーマ“省みよう基本の基本”ということで2日間の講習がスタート。1日目はまず拳正訓からはじまり、基本突きで体をほぐしたあと、秋月道主、副道主の指導のもと弐段試験科目教伝がすすめられました。今回弐段の教伝DVDが先生方に配られ、それを見ながらの研修。拳正道は初段までのビデオが以前発売されましたが、今回は弐段試験科目があらためてDVDとして作成されました。待ちに待ったものが完成し、指導をする者には技の確認や復習に役立つ貴重なものになります。来年以降、三?五段まで毎年1本づつ作成するとお聞きした。教範だけでは確認できない、捌きや動き、そして手のつかみ方など細かな確認が映像でみることができる。あらためて作成された、道主、副道主に感謝である。
研修会では普段出来ない先生方との技の練習ができ、大変勉強になる時間。昨年八段を授かった土屋先生と座技の練習をさせて頂いた。先生が昨年やられた科目である。直接手ほどきを受けられたのは、運のいいこと・・・。二段科目の練習のあとは、谷理事長による講義“指導者の心得”がおこなわれ、各先生方は終止真剣な眼差しでお話に耳を傾けていました。1日目の最後は有段者試験が行われ、緊張感が会場にあふれる中、研修会は終わりました。何度受験をしても、この時の緊張感は変わらず、身が引き締まる瞬間である。夜の懇親会にて、受講されたすべての先生方が合格と発表があり、和やかな会がその後も続きました。今回もいろいろな先生とお話ができ、楽しい時間を過ごすことができました。練習はもちろんだが、この時間も本当に嬉しいと思うわたしである。
2日目は考試員研修(昇段試験における採点研修)と、道場開設の手引きが道主先生より講義があり、受験生の立場にたった考試員の心構えのお話は、改めて責任の重さを感じずにはいられませんでした。最後に道場を出来る限り開設し、その輪を拡げて下さいと締めくくられた。その後、記念撮影、辞令発令と続き2日間に渡る「平成21年度・拳正道夏期指導者研修会」は無事幕を閉じました。先生方大変お疲れさまでした。